プロフィール帳

『奥の細道』

時代:江戸

作者:松尾芭蕉

概要:自然や歴史、人の営みの美しさを見出した、東北・北陸を巡る紀行文学

9

オススメ度

7

日探重要度

5

文量

5

読解難易度

 

登場する場所

番号と対応した地図です。東北地方の名所は頻繁に立ち寄っていることが分かります。

44『大垣』では、

125 奥の細道むすびの地(大垣船町川湊)

が該当します。

原文

路通も此みなとまで出むかひてみのの国へと伴ふ

駒にたすけられて大垣の庄に入ば曾良も伊勢より来り合

越人も馬をとばせて如行が家に入集る

前川子荊口父子其外したしき人々

日夜とぶらひて蘇生のものにあふがごとく且悦び且いたはる

旅の物うさもいまだやまざるに長月六日になれば伊勢の遷宮をがまんと又舟にのりて

蛤のふたみにわかれ行秋ぞ

現代語訳

斎部路通(いむべろつう。美濃の門人)もこの敦賀の港まで出迎えてくれて、美濃国へと案内してくれた。

馬に乗せられて大垣の庄に入ると、曾良も伊勢から来て合流した。

越人(越智十蔵。名古屋の門人)も馬を飛ばして来てくれて、近藤如行(大垣藩士の門人)の家に集合した。

津田前川(つだぜんせん)公、宮崎荊口父子(みやざきけいこう。子は、此筋、千川、文鳥の3人)、その他親しい人たちが日夜訪れて、まるで生き返った者と再会したように喜び、そして労ってくれた。

旅の疲れはまだ取れなかったが、9月6日になったので、伊勢神宮の式年遷宮を拝もうと、また舟に乗った。

蛤の ふたみにわかれ 行秋ぞ

蛤の殻が「蓋(ふた)」と「身(み)」に別れてしまうように、門人たちと別れて、私は伊勢の二見浦(ふたみうら)へと旅立つよ。

そして、そんな私のように、秋も旅立とうとしている。

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