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石作皇子【竹取物語】「仏の御石の鉢」はどんなエピソード?

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プロフィール帳

『竹取物語』石作皇子

時代:平安

作者:不明

概要:日本最古の物語

8

オススメ度

3

日探重要度

3

文量

3

読解難易度

 

一人目:石作皇子

『それでもやはり、この女と結婚しないでは、この世で生きた心地がしないな。』

と気持がした石作皇子。天竺にあるそれを持って来ないのもなあ、と思案した。石作皇子は、策略家だったため、

『天竺に二つとない鉢を取りに行くとなると、百千万里の距離を行く必要がある。ただ、行ったとしても入手できるものだろうか。』

と思った。かぐや姫のところには、

「今日より天竺へ石の鉢を取りに行きます。」

と伝えたが、これは嘘である。石作皇子は三年ほど経過して、大和国十市郡にある山寺に行った。そこで、賓頭盧(びんずる)像の前に置いてあった、真っ黒に煤が付いた鉢を取り、錦の袋に入れて、造花の枝に通して天竺にある鉢に偽装したのである。かぐや姫の家に持ってきてこれを見せると、かぐや姫は不審に思った。鉢の中を見ると、手紙が入っていた。広げて見ると、

海山の みちにこゝろを つくしはて

みいしの鉢の なみだながれき

長い長い海や山の道に身を尽くしました。鉢を手に入れるために涙を流しながら。

と書かれていた。かぐや姫は返歌しなかった。それどころか、かぐや姫は耳にも聞き入れなかったので、石作皇子は耳障りな文句を言い連ねてから帰っていった。あの鉢を捨てたのだからキッパリと諦めれば良いのに、それでも言い寄ってきた。

このことから、厚かましいことを「恥を捨てる」と言うのである。

 

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