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奥の細道【現代語訳一覧】by日本史とらちゃ

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プロフィール帳

『奥の細道』

時代:江戸

作者:松尾芭蕉

概要:自然や歴史、人の営みの美しさを見出した、東北・北陸を巡る紀行文学

9

オススメ度

7

日探重要度

5

文量

5

読解難易度

 

解説

奥の細道とは?

『奥の細道』は、江戸時代前期の俳人松尾芭蕉が、元禄2年(1689年)に行った東北・北陸への旅を記した紀行文学です。

深川の芭蕉庵を離れ、門人の杉山杉風の別荘である採荼庵に仮住まいしていた芭蕉は、ここを出発地として、弟子の河合曾良とともに旅へ出ました。旅の目的は、松島や平泉などの名所旧跡を訪ね、古代から続く歴史や自然の趣を味わうことでした。

古代・中世の紀行文は文章と和歌で表現されているのに対して、『奥の細道』では文章と俳句で表現されています。

  • 古代・中世 :文章+和歌
  • 『奥の細道』:文章+俳句

更に、文章においても比較的平易で読みやすく書かれているため、俳句という江戸時代に誕生した歌表現と、江戸時代の文章表現を同時に触れることができる、最適な作品となっています

紀行文学とは

紀行文学は、紀行文(旅の記録を書いた文章全般)の中でも、文学作品として価値のある作品を指します。

具体的には、旅で見た風景や訪れた土地、出会った人々、旅先で感じたことなどを、文学的に表現した作品が価値あるものとされ、単なる旅行記(「何日にどこへ行った」という記録)とは違い、作者の感情や思想、美意識が込められている点が特徴です。

『奥の細道』以外に、特に有名な紀行文を挙げるとすると、以下の3つでしょう。

有名な紀行文
  1. 土佐日記:紀貫之
  2. 更級日記:菅原孝標女
  3. 東関紀行:作者不明
東関紀行の序文、滋賀県編を現代語訳しています。
東関紀行【現代語訳#1】マップ付き!序文・滋賀県編 プロフィール帳 『東関紀行』 時代:鎌倉 作者:不詳 概要:京都~鎌倉までの旅を綴った紀行文。各名所...

特に江戸時代は、街道整備や経済発展によって旅行が盛んになりました。これによって、名所旧跡を巡る旅と紀行文学が発展しています。

曾良の日記の方が重要

実は、松尾芭蕉に同行した曾良が著した『曾良旅日記』の方が重要です。これは、『奥の細道』の旅に同行した曾良が記した実際の旅程記録で、芭蕉の文学的な表現とは対照的に、宿泊地や距離などが細かく記されています。

当時の人々の感性を知るうえで文学作品は重要ですが、地理学、歴史学の観点からすれば、数値による具体化がなされた、こちらの作品の方が”史料としての価値”は高いものとなっています。

『曾良旅日記』があるからこそ、『奥の細道』は信憑性を保っているといえるのです。

どこを通ったの?

道中、様々な名所に立ち寄ったり、通過したりします。

現東京都の採茶庵(さいとあん)がスタート、現岐阜県の大垣がゴールです。

作中に登場する名所
  1. (深川の芭蕉庵)
  2. 採茶庵(さいとあん)
  3. 千住宿
  4. 草加宿
  5. 室の八島
  6. 日光山の麓
  7. 日光東照宮
  8. 御山(日光山)
  9. 那須の黒羽(浄坊寺)
  10. 那須の篠原
  11. 玉藻の前古墳
  12. 金丸八幡宮
  13. 修験光明寺
  14. 雲巌寺
  15. 殺生石
  16. 白河の関
  17. 影沼
  18. 須賀川宿
  19. 日和田宿
  20. 二本松宿
  21. 黒塚の岩屋
  22. 福島宿
  23. 忍の里
  24. 月の輪の渡し
  25. 瀬上宿
  26. 佐藤庄司旧跡(大鳥城)
  27. 佐場野
  28. 飯坂
  29. 桑折宿
  30. 伊達の大木戸
  31. 鐙摺
  32. 白石城
  33. 愛島笠島
  34. 蓑輪
  35. 笠島
  36. 岩沼宿
  37. 武隈の松
  38. 名取川
  39. 仙台宿
  40. 玉田、横野、榴ヶ岡
  41. 木の下薬師堂
  42. 榴ヶ岡天満宮
  43. 多賀城壺の碑
  44. 野田の玉川
  45. 末松山
  46. 塩釜の浦
  47. 籬ケ島
  48. 塩釜神社
  49. 松島
  50. 雄島の磯
  51. 松が浦島
  52. 瑞巌寺
  53. あねはの松
  54. 緒絶えの橋
  55. 石巻
  56. 金華山
  57. 袖の渡り
  58. 尾ぶちの牧
  59. 真野の萱原
  60. 戸伊摩
  61. 平泉
  62. 毛越寺
  63. 金鶏山
  64. 高館
  65. 泉が城
  66. 泰衡ら館跡
  67. 中尊寺
  68. 岩出の里
  69. 小黒崎
  70. 美豆の小島
  71. 鳴子の湯
  72. 尿前の関
  73. 大山
  74. 最上の庄
  75. 尾花沢

番号と対応した地図です。東北地方の名所は頻繁に立ち寄っていることが分かります。

番号をクリックすると、説明欄にどの話で登場するか書いています。

現代語訳一覧

タイトルをクリックすると、現代語訳にジャンプします。

1冒頭
2旅立
3草加
4室の八島
5仏五左衛門
6日光
7那須
8黒羽
9雲岩寺
10殺生岩遊行柳
11白河の関
12須賀川
13あさか沼
14しのぶの里
15佐藤庄司の旧跡
16飯塚
17笠島
18武隈
19宮城野
20壺の碑
21末の松山
22塩釜
23松島
24瑞巌寺
25平泉
26尿前の関
27尾花沢
28立石寺
29最上川
30羽黒
31酒田
32象潟
33越後路
34市振
35加賀の国
38那谷
37太田神社
36金沢
39山中
40全昌寺
41汐越の松・天龍寺・永平寺
42福井
43敦賀
44大垣

現在、「27尾花沢」まで現代語訳が完了しています。

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