美しい日本語【一覧】古典から学ぶ古語・日本語表現

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美しい日本語一覧
日本史とらちゃで取り上げた古典作品に登場した古語を一覧化しています。
ただネットで検索しても出てこないような難読漢字、美しい日本語、風流ある言い換え表現をぜひ学んでみてください。
| 言葉 | 読み | 意味 |
| 相借屋 | あいじゃくや | 長屋の借家のこと |
| 敢えて | あえて | わざわざ、ある意図をもって、無理をしてでも |
| 悪取空 | あくしゅくう | 「空」の教え(固定的な本質がない、変わり続ける状態)だが、空っぽだと誤解し、すべての存在を否定的に捉えてしまうこと |
| 悪所 | あくしょ | 遊里や芝居町 |
| 朱の玉垣 | あけのたまがき | 神社の周りに巡らされた朱色の垣根 |
| 曙 | あけぼの | 夜明け |
| 揚屋 | あげや | 遊郭の中でも、太夫や芸妓を招いて歌舞音曲や酒宴を楽しんだ、現在の料亭にあたる饗宴施設 |
| 頭の黒い鼠 | あたまのくろいねずみ | 盗人のこと |
| 後々 | あとあと | 将来 |
| 蜑 | あま | 海女 |
| 泉郎 | あま | 海女というより漁夫を指す |
| 暗証禅 | あんしょうぜん | 教理の理解を蔑ろにし、ただ座禅の実践だけで悟りを得ようとする偏った禅修行 |
| 按摩取 | あんまとり | 按摩の施術を行なう人 |
| いかないかな | いかないかな | とてもとても。決して |
| 一隅 | いちぐう | おかれた現状。目立たない所 |
| 一座 | いちざ | 連歌の場のこと |
| 斉祭る | いつきまつる | 祭祀をする |
| 一向宗 | いっこうしゅう | 浄土真宗のこと |
| 一真法界 | いっしんほっかい | 絶対の真実で造られたことを意味する、仏教(特に華厳宗)の最高真理や宇宙観 |
| 一足飛びに | いっそくとび | 途中経過をすっ飛ばして目的を達成すること |
| 稲荷の御火炊 | いなりのおひたき | 五穀および万物を育み、実りをもたらしてくれた稲荷大神の神恩に感謝する祭事。毎年11月8日開催 |
| 犬追物 | いぬおうもの | 騎射三物のひとつ |
| 隠神 | いぬがみ | 神通で現れる神 |
| 意馬 | いば | 煩悩や欲望によって心が落ち着かず、走り回る馬のように制御できない様子 |
| 荊蕀 | いばら | トゲのある植物の総称 |
| 遺風 | いふう | 伝統や継承 |
| 遺芳歴 | いほうれき | 故人の高潔な美徳や名声などの記録 |
| 苟も | いやしくも | かりにも |
| 入縁 | いりえ | 入り婿のこと |
| 色茶屋 | いろぢゃや | 表向きは茶屋。実際は、売春や遊女の斡旋を行っていた。 |
| 岩座 | いわくら | 岩の形をした御幣立て台 |
| 鰯の頭も信心から | いわしのあたまもしんじんから | 信じてしまえば、どんなにつまらないものでも尊く思われること |
| 浮木に乗り | うききにのる | 不安定な状態であること |
| 請けに立つ | うけにたつ | 保証人になること |
| 宇内 | うだい | 天下。世界。あめがした |
| うね足袋 | うねたび | 畝刺しを施した足袋 |
| 心安し | うらやすし | 心が落ち着いていて、心配や懸念がないこと |
| 浦曲 | うらわ | 入江のこと |
| 叡嶽 | えいがく | 比叡山の異称 |
| 英断 | えいだん | 重要な決定をする際に下す、非常にすぐれた決断。 |
| 奕 | えき | 碁を打つこと |
| 回向 | えこう | 功徳を対象に向けること |
| 夷 | えびす | 野蛮人 |
| 恵方棚 | えほうだな | 天井から吊るす神棚。恵方に向けて吊るされる |
| 円頓融通 | えんどんゆうずう | 円満で偏りなく、真理や功徳などが溶け合うように通じ合うこと |
| 笈 | おい | 僧侶が背負う箱 |
| 老いさらばえる | おいさらばえるる | 老いて醜くなること |
| 王城 | おうじょう | 内裏のこと |
| 狼に衣 | おおかみにころも | 表面は慈悲深そうに繕っているが、内面は善人らしく見せかけていること |
| 大暮 | おおぐれ | 大晦日のこと |
| 大節季 | おおせっき | 節季の中でも特に大晦日を指す |
| 大払い | おおはらい | 大晦日の最終支払い |
| 大山祗神 | おおやまつみのかみ | イザナミとイザナギの間に生まれた山の神の祖 |
| 奥六郡 | おくりくぐん | 岩手・紫波・稗向・和賀・江刺・胆沢 |
| 筬 | おさ | 機織りの道具 |
| 御師 | おし | 「おんし」とも。参拝者に対して、祈祷や案内などの世話をする神職 |
| お仕着せ | おしきせ | 江戸時代、主人から奉公人に対して、季節に合わせて支給された衣服 |
| 御師大夫 | おしだゆう | 御師の中でも、伊勢神宮の御師のこと |
| 汚辱 | おじょく | 地位、名誉などをけがし、恥をかかせること |
| 越訴 | おっそ | 法的手続きを無視して、上級機関や権力者に対して直訴すること。または再審を求めること。 |
| 御取越し | おとりこし | 浄土真宗で最も重要な法要報恩講(ほうおんこう)を、正式な命日(御正忌)よりも日程を繰り上げて行う慣習のこと |
| お内儀様 | おないぎさま | 他人の妻 |
| 尾上 | おのうえ | 峰(を)の上。つまり山頂 |
| 御初尾 | おはつび | お賽銭のこと |
| おまん | おまん | お前。夫のこと |
| 汚隆 | おりゅう | 政治の盛えと衰え |
| 女の知恵は鼻の先 | おんなのちえははなのさき | 女は目先の利益しか考えられない、ということわざ |
| 瘟病 | おんびょう | 流行り病 |
| 開基 | かいき | 寺院創建のために、資金や土地などを提供すること |
| 開山忌参り | かいさんきまいり | 開祖や初代住職の命日に営まれる法要に参拝すること |
| 慨然 | がいぜん | 憤りを覚えて嘆く様 |
| 開闢 | かいびゃく | 天地のはじめ |
| 械まくら | かいまくら | 草枕に同じ。旅人の意 |
| 飼屋 | かいや | 養蚕小屋 |
| 貌鳥 | かおどり | 美しい春の鳥の総称 |
| 顔見世芝居 | かおみせしばい | 歌舞伎における最も重要な行事のひとつ。1年に1度、その年の新しい顔ぶれ(役者や一座)が顔を揃えて行う芝居 |
| 嚊 | かかあ | 妻のこと |
| 書附 | かきつけ | 銀包み |
| 杜若 | かきつばた | 初夏に青紫色の美しい花を咲かせるアヤメ科の水生植物 |
| 霍乱 | かくらん | 日射病のこと。下痢や嘔吐を伴う |
| 佳景 | かけい | 美しい風景 |
| 掛屋 | かけや | 幕府や諸藩の公金出納を扱った商人 |
| 画工 | がこう | 絵師のこと |
| 忝ない | かたじけない | ありがたい |
| 片羽にもあらぬ | かたはにもあらぬ | 中途半端なものではない。つまり、優れている |
| 遐暢 | かちょう | はるか遠くまで伸び広がっている様子 |
| 渇命 | かつめい | 飢えや乾きで命が危うくなること |
| 薜蘿 | かづら | 「葛・蔓」とも。他の木や物体に絡みつきながら成長するつる植物の総称 |
| 桂男 | かつらおとこ | 月に住む住民 |
| 銀 | かね | 銀貨 |
| 訛謬 | かびゅう | 誤った判断や論理的な誤りがあること |
| 下物 | かぶつ | 肴のこと |
| 果報 | かほう | 幸運なこと |
| 末一段 | かみいちだん | 暦の最終日。つまり大晦日 |
| 紙衣 | かみこ | 紙製の衣服 |
| 紙子牢人 | かみころうにん | いつも紙でできた服を着ているような貧乏な浪人 |
| 上様 | かみさま | 年上の敬称。ここでは一緒にいた老婆 |
| 紙衾 | かみぶすま | 庶民の間で一般的に使用された、外側は和紙、中は藁や綿などを詰めた粗末な掛布団 |
| 掃守 | かもり | 掃除を担当する職名 |
| 唐金 | からかね | 青銅のこと |
| がらりに | がらりに | 残らず、まるまる |
| 官爵 | かんしゃく | 官職と爵位 |
| 勧進能 | かんじんのう | 寺社の建立や修繕、記念事業などの目的で行われた能楽の興行 |
| 観世紙縒 | かんぜこより | 和紙を細長く切って指先でより合わせ、さらに2本をより合わせたもの |
| 款冬 | かんとう | ふきの異名 |
| 惟神 | かんながら | 神の御心のままに生きること |
| 惟神之道 | かんながらのみち | 惟神の精神を根底に置く、日本古来の神道における宇宙の真理や根本的な道のこと |
| 羹箸 | かんばし | 正月に雑煮を食べる時に使う箸 |
| 関八州 | かんはっしゅう | 相模国・武蔵国・上野国・下野国・常陸国・上総国・下総国・安房国 |
| 翰墨 | かんぼく | 筆と墨。転じて、文章。学問 |
| 儀軌 | ぎき | 具体的な儀式、規則などを記した経典や書物 |
| 菊の節句 | きくのせっく | 重陽の節句とも。9月9日 |
| 機根 | きこん | 人が悟りを得るための潜在的な能力や素質のこと |
| 奇才 | きさい | 優れた才能 |
| 騎射三物 | きしゃみつもの | 笠懸、流鏑馬、犬追物 |
| 箕箒 | きそう | ちりとり(箕)とほうき(箒)。転じて、妻や妾 |
| 北雨吹 | きたあめふき | 北風の雨 |
| 木賃泊まり | きちんどまり | 食料を煮炊きする薪代だけを支払って宿泊すること |
| 木戸口 | きどぐち | 興行場の出入り口 |
| 砧嵐 | きぬたあらし | 寂寥感を表現する情景描写 |
| 紀伊国五器 | きのくにごき | 紀伊国で産出される漆塗りの食器のうち、特に朱塗りの椀を指す |
| 気稟 | きひん | 生まれながらに持つ気質、性格 |
| 隔生即忘 | きゃくしょうそくもう | 生まれ変わる時、前世の記憶を即座に忘れること |
| 花車商い | きゃしゃあきない | 趣味的な道具や装飾品といった、ぜいたく品を扱う商売のこと |
| 九仞 | きゅうじん | きわめ高さがて高いこと |
| 鵂鶹 | きゅうりゅう | フクロウのこと |
| 教外別伝 | きょうげべつでん | 経典の文字ではなく、そこから沸き起こる精神を捉えようとする考え方。要するに己の心を重要視した。 |
| 巨魁 | きょかい | 首領 |
| 居処 | きょしょ | すまい |
| 虚無 | きょむ | 何も存在しない、空っぽの状態 |
| 切狂言 | きりきょうげん | 歌舞伎の一日の上演狂言のうち、最終幕に演じられる演目 |
| 羇旅辺土 | きりょへんど | 辺境の地を旅すること |
| 金子 | きんす | 金銭のこと |
| 銀煤竹 | ぎんすすたけ | 竹のすすけたような赤黒い色に銀色を加味したような色 |
| 金隣玉嶺 | きんりんぎょくれい | 仏教の教えや神聖な土地を指す四字熟語。金隣玉嶺”之郷”と併用されることが多く、極楽浄土を指す |
| 空濛 | くうもう | 霧雨で空が薄暗い様 |
| 公卿 | くぎょう | 日本の律令の規定に基づく太政官の最高幹部 |
| 口 | くち | 暦の初日。つまり元日 |
| 口過ぎ | くちすぎ | 生計を立てること |
| 究境 | くっきょう | 力が非常に強いこと。屈強は、強情を意味する別の単語 |
| 九年母 | くねんぼ | みかんのような柑橘類 |
| 茱萸 | ぐみ | グミのこと。ドイツ語の「Gummi(ゴム)」が由来。たまたま同音なだけ。 |
| 墨染 | くろぞめ | 当時、京の伏見に墨染遊郭という遊郭があった |
| 細妙い | くわしい | 詳しい |
| 郡守 | ぐんしゅ | 領主のうち、幕府直轄地(天領)の領主を指す |
| 経世 | けいせい | 世を治めること |
| 鶏頭 | けいとう | ヒユ科の一年生植物 |
| 閨房 | けいぼう | 寝所 |
| 下知状 | げちじょう | 幕府などの公的機関からの命令文書 |
| 潔斎 | けっさい | 身を清めること |
| 歇息 | けっそく | 休むこと |
| けならす | けならす | 羨ましい |
| 顕晦 | けんかい | 現れることと隠れること |
| 元気 | げんき | 万物を生み出す根源 |
| 玄源 | げんげん | 宗派の根源 |
| 軒墻 | けんしょう | 軒と垣根 |
| 玄猪の祝儀 | げんちょのしゅうぎ | 亥の月(旧暦10月)の最初の亥の日に行われる、無病息災や子孫繁栄、五穀豊穣を願う伝統行事 |
| 業因 | ごういん | 前世の報い |
| 皇運 | こううん | 天皇の運。 皇室の運命。 また、天皇となる運。 |
| 剛毅木訥 | ごうきぼくとつ | しっかりしていて心が強く、素直な様子 |
| 恍惚 | こうこつ | 深い集中や喜びに満ちた状態 |
| 後昆 | こうこん | 後の世の人。子孫 |
| 更始 | こうし | 古いものを改めて新しく始めること |
| 興詞 | こうし | 歌の冒頭で後の情景を引き立てるのに使う形式的な表現手法 |
| 公尊 | こうそん | 母のこと |
| 弘法大師 | こうぼうだいし | 空海のこと。高野山真言宗の開祖 |
| 公明正大 | こうめいせいだい | 公明で少しも私心がないこと。 |
| 行季 | こうり | 荷物 |
| 強力 | ごうりき | 道案内人 |
| 合力 | ごうりき | 援助 |
| 幸若舞 | こうわかまい | 曲舞の一種 |
| 凩 | こがらし | 木枯らし |
| 沽却 | こきゃく | 売却すること |
| 後家 | ごけ | 未亡人のこと |
| 五家の禅 | ごけのぜん | 中国の唐代から宋代にかけて発展した、中国禅宗(南宗禅)の代表的な5つの流派のこと。臨済宗・曹洞宗・潙仰宗(いぎょうしゅう)・雲門宗・法眼宗 |
| 五更 | ごこう | 午前5時ごろ |
| 腰屏風 | こしびょうぶ | 立っている人の腰の高さくらいしかない、丈の低い屏風 |
| 鐺 | こじり | 「小尻」とも。刀の部位で、鞘尻を補強するために付けられる金具 |
| 牛頭 | ごす | 牛頭宗のこと。唐禅のひとつ。比叡山延暦寺の開祖、最澄がもたらした |
| 庫倉 | こそう | 蔵のこと |
| 乞食巡礼 | こつじきじゅんれい | 乞食しながら諸国の寺社を参拝すること |
| 骨肉 | こつにく | 親子・兄弟など、血のつながった肉親のこと |
| 子供宿 | こどもしゅく | 歌舞伎の若衆や陰間に、男色を売らせていた場所のこと |
| 御服所 | ごふくしょ | 内裏や院庁などに設置されていた役所。主に装束のことを掌った |
| 五部大乗経 | ごぶだいじょうきょう | 国家安穏や五穀豊穣、あるいは追善供養のために重視された、主要な大乗経典の総称。華厳経・大集経・般若経・法華経・大般涅槃経 |
| 小鰯 | ごまめ | 片口鰯を水洗いして干したもの |
| 筵菰 | こもむしろ | まこもの葉を編んで作ったむしろ |
| 箇裏 | こり | 心の内 |
| 古例 | これい | 記録に残っている先例 |
| 虎狼の心 | ころうのこころ | 残虐で欲深い気持ち |
| 楞厳三昧 | ごんざんまい | 首楞厳三昧(しゅごんざんまい)の略称。煩悩に打ち勝ち邁進する様 |
| 腮 | さい | 顎のこと |
| 纔挙 | さいきょ | 僅かに挙げること |
| 最上乗 | さいじょうじょう | 最上乗禅のこと。禅宗における最高の教え |
| 才徳 | さいとく | 才知と徳行 |
| 細妙 | さいみょう | 非常にこまやかであること |
| 細目論 | さいもくろん | 細かな目論見 |
| 境 | さかい | 陸奥国のこと。陸奥国が蝦夷との境であることが由来 |
| 提重 | さげじゅう | 屋外で酒食を楽しむための携帯用のアウトドアセット(手提げ付きの重箱・酒器入れ) |
| さご | さご | 砂のこと。真砂(まさご)は、砂の美称 |
| 渣滓 | さし | 沈殿物。転じて、物事の価値のない残りかすや、煩悩の汚れ |
| 桟敷 | さじき | 劇場などに設けられた、土間や平土間よりも一段高く作られた板敷きの特等席 |
| 嘸 | さぞ | さぞかし |
| 雑多界 | ざったかい | 統一される前の多様で混沌とした経験の世界。直感的に感じる多様な現象や出来事の集合体を指す |
| 佐保姫 | さほひめ | 春を司る神。ちなみに、秋を司るのは竜田姫 |
| 触り三百 | さわりさんびゃく | 少し関わっただけで大きな損害を受ける、の意 |
| 三会 | さんえ | 弥勒菩薩が、釈迦が救いきれなかった衆生を済度するために三回にわたって行なう説法 |
| 三篋 | さんきょう | 蔵の誤りか。『経蔵』『律蔵』『論蔵』。仏の教えを記した聖典 |
| 三鈷 | さんこ | 三叉の金剛杵に同義。三鈷杵(さんこしょ)の略。密教の法具で空海が日本に伝えたとされる。煩悩を断ち切る力の象徴。 |
| 三五の十八 | さんごのじゅうはち | 計画や予想が外れること |
| 三献 | さんこん | 酒宴の作法 |
| 参賛 | さんさん | 賛助すること |
| 賛助 | さんじょ | その事業の趣旨に賛成して力ぞえをすること |
| 三尊 | さんぞん | 阿弥陀三尊のこと。阿弥陀如来(中尊)・観(世)音菩薩・勢至菩薩 |
| 三番叟 | さんばんそう | 能・狂言の『翁』において、翁の舞の後に登場して舞う役 |
| 三輪八蔵 | さんりんはちぞう | 「三輪」は三転法輪。「八蔵」は詳細不明 |
| 椎柴 | しいしば | 粗末な衣服のたとえ |
| 四韋法 | しいほう | 四韋陀(しいだ)のこと。韋陀はカタカナで「ヴェーダ」と読む。バラモン教の古の聖典『リグ・ヴェーダ』『サーマ・ウェーダ』『ヤジュル・ヴェーダ』『アタルヴァ・ヴェーダ』 |
| 地黄煎 | じおうせん | 地黄の根を煎じた生薬。または、その汁を加えて練り上げた飴のこと。江戸では「下り飴」とも呼ばれていた |
| しおらしい | しおらしい | 控えめで従順、慎み深く、いじらしい様子や、かわいらしく可憐な様子 |
| 敷革 | しきがわ | 江戸時代、両替屋で金銀を取り扱う際に、傷つかないよう机や台の上に敷いた鹿の皮 |
| 敷銀 | しきぎん | 敷金に同じ。不動産の賃貸の敷金ではなく、婚姻の際の持参金のこと |
| 詩偈 | しげ | 教えや悟りの境地を詩で表現したもの |
| 史策 | しさく | 歴史書のこと |
| 四樹五乗 | しじゅごじょう | 「四樹」は、釈迦が悟りを開いた時にあった四対の沙羅双樹。「五乗」は、人界から菩薩界に至るまでの五種の教え(人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界)のこと |
| 緇素 | しそ | 僧侶と俗人 |
| 質種 | しちだね | 質に入れる品物 |
| 実相 | じっそう | 物事の本当の姿。真実 |
| 執達 | しったつ | 上から下への伝達 |
| 七宝 | しっぽう | 仏教に由来する幾何学模様 |
| 至当 | しとう | きわめて当然な、もっともなこと。 |
| 借銀 | しゃくぎん | 借金のこと |
| 錫杖 | しゃくじょう | 僧侶や修験者が携帯する杖状の法具 |
| 寂寞 | じゃくまく | 「せきばく」とも。心満たされず寂しい様子 |
| 捨身無常の観念 | しゃしんむじょうのかんねん | 身を捨てる覚悟と、この世の無常を悟ること |
| 社頭 | しゃとう | 社殿のこと |
| 社稷 | しゃよく | 国家のこと |
| 十夜談義 | じゅうやだんぎ | 阿弥陀如来への感謝と、極楽往生を願って念仏を唱えたり説いたりする行事。例年10月から11月頃に開催される。 |
| 菽水 | しゅくすい | 豆と水のこと。貧しくても親に孝行を尽くして喜ばせることをいう |
| 衆庶 | しゅじょう | 一般の人々 |
| 殊勝を覚える | しゅしょうをおぼえる | 感心する |
| 須陀 | しゅだ | 修行僧 |
| 出世 | しゅっせ | 世俗を超えるの意 |
| 衆寮 | しゅりょう | 喫茶や談話、面会などを行う場所 |
| 証歌 | しょうか | 和歌や連歌において、新しい歌を詠む時、その背景や正統性を示すために引用する歌 |
| 障化 | しょうげ | 変化させること |
| 少時 | しょうじ | ほんの僅かな時間 |
| 猩々緋 | しょうじょうひ | 緋色の中でも特に強い黄みがかった鮮やかな朱色のこと |
| 漿水 | しょうすい | 米のとぎ汁 |
| 悄然 | しょうぜん | 落胆して憂いに沈む様 |
| 松柏 | しょうはく | 松とコノテガシワ |
| 丈夫 | じょうぶ | 大人の男性 |
| 正法眼蔵 | しょうぼうげんぞう | 「正法」は釈迦が悟った正しい仏法・真理。「眼蔵」は真理を見つめる「眼」と、それを記した「蔵(宝物庫)」。つまり、仏法の真髄や根本真理を余すことなく説いた書物 |
| 逍遥 | しょうよう | 気ままに歩く。散策 |
| 濁世 | じょくせ | 「だくせ」とも。濁り汚れたこの世 |
| 諸侯 | しょこう | 中世末期から近世にかけての諸大名を指す |
| 不知火 | しらぬい | 夏に海上で見られる幻影現象 |
| 尻に帆をかける | しりにほをかける | 慌てて逃げ去ること |
| 師走坊主 | しわすぼうず | 年の暮れは誰もが忙しいために相手にされず困窮してしまう坊主のこと |
| 嗔火熾 | しんかし | 激しい怒りの炎に燃える様 |
| 真空 | しんくう | 完全に空っぽで、何もない状態 |
| 斟酌 | しんしゃく | 汲み取る、手加減する |
| 薪水の労 | しんすいのろう | 薪(炊事)や水(洗濯)などの家事労働 |
| 神通自在 | じんずうじざい | 超自然的な能力(神通)を自由自在に使いこなせる境地 |
| 身代 | しんだい | 財産 |
| 震旦 | しんたん | 古代中国のこと。古代インド人が中国を指して呼んだサンスクリット語 |
| 塵土の境 | じんどのさかい | 辺境の地 |
| 随縁の心 | ずいえんのこころ | 仏の道によって得られる心 |
| 垂統 | すいとう | 優れた伝統や事業を後世の子孫や後継者へ伝え残すこと |
| 水府 | すいふ | 竜宮城 |
| 季子 | すえご | 末の子 |
| 簀垣 | すがき | 竹などを組んで作った垣。竹垣 |
| 菅菰 | すがごも | 菅を細かく編んで作ったむしろ |
| 杉原紙 | すぎはらがみ | 播磨国杉原村の特産品の和紙 |
| 宿世 | すくせ | 「しゅくせ」とも。前世のこと |
| 煤払い | すすはらい | 年末の大掃除 |
| 頭陀袋 | ずだぶくろ | 主に托鉢を入れる袋として用いられた |
| すめろき | すめろき | 天皇のこと |
| 青雲の便 | せいうんのたより | 出世を知らせる手紙 |
| 井臼の力 | せいきゅうのちから | 井戸を汲み臼を打つ能しかなくても真心をもってもてなすことはできるという意 |
| 青衿 | せいきん | 青い襟のこと |
| 済時 | せいじ | 時世を救うこと |
| 聖日 | せいじつ | 聖なる天子の治世 |
| 生死の岸頭 | せいしのがんとう | 禅仏教や浄土真宗における考え方。生と死の境や、迷い(此岸)と悟り(彼岸)の分かれ道の先端を指す。つまり、極限の状態 |
| 清貧 | せいひん | 物質的には貧しくても、その心は清らかである |
| 制符 | せいふ | 日常生活や儀式などの規範を定めた法令 |
| 西方大師 | せいほうだいし | 西方(インドや中国)から来た大師 |
| 関寺小町 | せきでらこまち | 100歳になった小野小町を主人公とする能の最高峰の最奥曲(秘曲)の一つ |
| 隻鳧 | せきふ | つがいでいたのに片方とはぐれて一羽になった鴨 |
| 碧砌 | せきへい | あおい玉石で装飾された美しい階段。丹墀と同じく宮廷を指す |
| 折衷 | せっちゅう | 両方の極端を捨て、ほどよいところをとること。 |
| 節度使 | せつどし | 軍事・行政を管轄する役職 |
| 刹利 | せつり | 支配階級や武士階級 |
| 禅関 | ぜんかん | 禅の悟りへの入り口(関所) |
| 前後を争う | ぜんごをあらそう | 優劣に差がほとんどなく、我先にと争う様子 |
| 千仭の谷 | せんじんのたに | 非常に深い谷 |
| 千聖の世 | せんせいのよ | 多くの聖人が現れるような素晴らしい世 |
| 潜然 | せんぜん | こっそりと。隠れて |
| 造化の天工 | ぞうかのてんこう | 天地自然が作り出した人智を超えた素晴らしい景観 |
| 雑長持 | ぞうながもち | 雑具を入れる収納箱 |
| 桑門 | そうもん | 出家して修行する僧侶 |
| 漫ろに | そぞろに | 何となく |
| 足下 | そっか | 目下の者への敬称表現 |
| 染縮 | そめしゅく | 水洗いや熱処理などによってあえて布地を縮ませる縮絨(しゅくじゅう)加工を施した生地 |
| 蚕豆 | そらまめ | そら豆のこと |
| 第三 | だいいさん | 連歌の第三句のこと |
| 第一義 | だいいちぎ | 最も優れた意義 |
| 大気 | たいき | 度量が大きいこと |
| 太虚 | たいきょ | 形や限界のない無限の世界 |
| 太虚 | たいこ | 万物の根源 |
| 大悟 | だいご | 迷いから脱却し、悟りの境地に入ること |
| 大黒舞 | だいこくまい | 門付け芸能のひとつ。正月に大黒天に扮して(大黒天の面をつけて赤い頭巾を被り、打出の小槌を持つ)門口に立ち、金品を受け取るといった形式の大道芸 |
| 太鼓持ち | たいこもち | 正式には幇間(ほうかん)と言う。宴席で場を盛り上げる男性芸人 |
| 大慈大悲 | だいじだいひ | 観世音菩薩がもたらす、全ての生物に幸せを与え、苦しみを取り除く、広大で深い慈悲 |
| 太神宮 | だいじんぐう | 伊勢神宮の内宮と外宮の総称 |
| 大千沙界 | だいせんしゃかい | 三千大千世界の最上位の世界 |
| 代々 | だいだい | 橙のこと。「代々栄える」の縁起物 |
| 大典 | たいてん | 重大な法律、儀式。 |
| 佗傺 | たくさい | 困窮すること |
| 謫す | たくす | 配流、左遷すること |
| 濁世塵土 | だくせじんど | 煩悩や争いで、塵や土埃のように濁った世界。つまりこの世 |
| 出し前 | だしまえ | 分担する時の個人の負担金 |
| 辰巳 | たつみ | 東南方向 |
| 適間 | たまたま | 偶然 |
| 長嘘 | ためいき | 溜息のこと |
| 椽 | たるき | 垂木のこと |
| 断行 | だんこう | どんなことがあっても行うこと。断じて行うこと。 |
| 淡粧 | たんしょう | 薄化粧 |
| 丹青 | たんせい | 鮮やかな青や赤 |
| 丹墀 | たんち | 宮殿の前の朱色の階(きざはし) |
| 旦那寺 | だんなじ | 菩提寺のこと |
| 旦那回 | だんなまわり | 布施する側を旦那という。故に、お布施巡りのこと |
| 堪能 | たんのう | 精通する、極める |
| 近附 | ちかづき | 親しい。縁のある |
| 地祇 | ちぎ | 地の神のこと。天地の神で対でよくあらわされる |
| 知行 | ちぎょう | 領主や武士が土地を支配し、そこから年貢を得る権利や、その与えられた領地 |
| 雉兎蒭蕘 | ちとすうじょう | 猟師や木こり |
| 千歳 | ちとせ | 遥か昔 |
| 禿びる | ちびる | すり減る |
| 中原逐鹿 | ちゅうげんちくろく | 群雄割拠して覇権を巡って争うこと |
| 忠信孝悌 | ちゅうしんこうてい | 親や年長者によく仕え、真心があっていつわらないこと。儒教が重んじた四つの徳をいう |
| 長者 | ちょうじゃ | 資産家 |
| 徴する | ちょうする | 呼び出す |
| 散銭 | ちりせん | 「さんせん」とも。これが「賽銭」の語源となったともいわれる。お賽銭のこと。ただし、お賽銭を含めた雑費の意味合いが強い |
| 土産 | つと | お土産の古典表現 |
| つばめ | つばめ | 収支の帳尻を合わせること |
| 釣御前 | つりおまえ | 掛け軸にした絵像の持仏 |
| 難面し | つれなし | 容赦ない |
| 泥渟 | でいてい | ぬかるみ |
| 梃子枕 | てこまくら | テコの原理のてこ。梃子枕は、支点部分に使われる木 |
| 手前 | てまえ | 自分のこと。江戸時代、一人称に使われた。 |
| 天業 | てんぎょう | 天の理 |
| 天啓 | てんけい | 神や天などの超自然的な存在から与えられるお告げや導き |
| 天竺 | てんじく | インド |
| 天台止観 | てんだいしかん | 天台宗の開祖である智顗(ちぎ)が体系化した実践修行法 |
| 天地の間 | てんちのま | この世。現世 |
| 伝灯 | でんとう | 教えを受け継ぐこと |
| 統一界 | とういつかい | 経験や知識が統一された秩序ある世界。統一されて初めて、対象を認識することができる |
| 当座買い | とうざがい | 現金払いのこと |
| 東川 | とうせん | 洛陽のこと |
| 当分 | とうぶん | しばらくの間 |
| 徳義 | とくぎ | 道徳上の義務・義理 |
| 年籠り | としごもり | 年末の参詣 |
| 歳徳神 | としとくじん | 新年の幸をもたらす神で、正月に祀られる |
| 斗筲 | としょう | 器量の小さい人や度量の狭い人 |
| 渡世 | とせい | 生計を立てる |
| 独鈷 | どっこ | 密教で使われる、両端が1本の鋭い刃先のように尖った棒状の法具 |
| 殿原 | とのばら | 方々の古称 |
| 十符の菅 | とふのすげ | 古来より都に献上された敷物。仙台の特産品 |
| 苫葺き | とまぶき | 粗末な小屋 |
| 供駕籠 | ともかご | 側近や家臣を乗せたり荷物を運ばせたりするためのお供用の駕籠 |
| 取り付く島も無い | とりつくひまもない | 相手が全く取り合ってくれない様子 |
| 鳥木 | とりにき | フクロウを指す。漢字で「梟」と書くのもこれが由来 |
| 取葺屋根 | とりぶきやね | 粗末な葺き方をした屋根 |
| 内儀 | ないぎ | 他人の妻の敬称 |
| 内証 | ないしょう | 心の中に真理を悟ること |
| 余波 | なごり | 物事が過ぎ去ったあとに、その気配や影響が残っていることや、別れを惜しむ心残りのこと |
| 余波日 | なごりび | 名残惜しさを引きずりながら重ねた日々のこと |
| 那須野紙 | なすのし | 紀伊名産の和紙 |
| 膾 | なます | 酢の物のこと |
| 鱠手 | なますで | 膾を調理する人。要するに料理人 |
| 奈良苧 | ならそ | 奈良地方から産出する麻。奈良晒(ならざらし)の極上な原料 |
| 南海 | なんかい | 東南アジア地方 |
| 仁王 | におう | 正式名称は金剛力士 |
| 二階座敷 | にかいやしき | 客をもてなす空間や、人目を避けた密会の場所として利用された料理屋や茶屋の二階の座敷 |
| 入相の鐘 | にっそうのかね | 夕方の鐘 |
| 二番 | にばん | 最もほどではない=そこそこ、の意味がある |
| 淬ぐ | にらぐ | 焼いた剣を水に入れて絞めること |
| 抜け参り | ぬけまいり | 主人の許可なしに家を抜け出し、往来手形なしで伊勢参りに行くこと。江戸時代に流行、黙認されていた |
| 盗人に追い銭 | ぬすっとにおいぜに | 盗人に物を盗まれたうえに、さらに損害を重ねること |
| ぬば玉の夜 | ぬばたまのよる | 真っ暗な夜 |
| 塗下駄 | ぬりげた | 主に女性が履く伝統的な下駄。漆塗りで、蒔絵などの装飾が施されている |
| 熱誠 | ねっせい | 熱のこもった誠意 |
| 𣵀槃扶律 | ねはんふりつ | 禅宗は単なる座禅だけでなく、戒律や仏教の根本的な教えも重視すること |
| 涅槃妙心 | ねはんみょうしん | 涅槃(=悟り)に達した者が感じる不可思議の心 |
| 拈華微笑 | ねんげみしょう | 言葉を使わずに心から心へと真理が伝わることで、以心伝心の故事バージョン |
| 濃抹 | のうまつ | 厚化粧 |
| 野越し | のごし | 野を横切ること。または、堤防の一部を意図的に低くした治水施設 |
| 後添い | のちぞい | 妻が死別し、その後新しく迎えた妻のこと |
| 延紙 | のべがみ | 江戸時代の高級な鼻かみ紙。杉原紙が有名 |
| 陪臣 | ばいしん | 身分の低い臣下 |
| 藐姑射の山 | はこやのやま | 『荘子』引用。神仙が住む山。転じて、仙洞御所 |
| 挟箱 | はさみばこ | 武士が公用で外出する際(参勤交代など)に、従者にかつがせる物品箱 |
| 端詞 | はしことば | 情景の説明など和歌の前に記されている |
| 橋姫 | はしひめ | 橋の守り神 |
| 蓮葉物 | はすはもの | 時期を過ぎれば不用となるもの |
| 櫨 | はぜ | |
| 八荒 | はっこう | 広く溢れる様 |
| 霽てる | はてる | 雨が止んで晴天になること |
| 鳩の目錢 | はとのめせん | 伊勢神宮内で有効だった賽銭代わりの私鋳銭 |
| 箒木 | ははきぎ | 伝説の木 |
| 水銀粉 | はらや | 伊勢特産のおしろい |
| 張貫 | はりぬき | 型の周りに紙を何重にも貼り、最後に型を抜いて、型の形状を紙で表現した細工品。獅子舞の面などが代表例 |
| 万機 | ばんき | 政治上の多くの大切な事柄。天下の政治。 |
| 判詞 | はんし | 歌の評価文 |
| 万乗の君 | ばんじょうのきみ | 天皇のこと |
| 般若実相 | はんにゃじっそう | 般若にある智慧の会得によって顕れた知見(実相)のこと |
| 般若智慧 | はんにゃちえ | 物事の真理を見抜く仏の智慧 |
| 煩費 | はんぴ | 煩わしい出費 |
| 蟾 | ひき | ヒキガエル |
| 髭籠 | ひげこ | 竹や針金で編んだかごの端を切り落とさずに、ひげのように残した竹細工 |
| 膝を入れる | ひざをいれる | 泊ること |
| 美事 | びじ | 賞賛すべきこと |
| 日嗣の太子 | ひつぎのみこ | 皇太子の古い呼び名 |
| 人置 | ひとおき | 江戸時代に存在した、遊女・妾・奉公人などの世話をする職業 |
| 鄙びた | ひなびた | 古風で落ち着きのある様子 |
| 檜原 | ひのはら | |
| 隙行く駒 | ひまゆくこま | 年月の早く過ぎ去ることのたとえ |
| 百二十末社 | ひゃくにじゅうまっしゃ | 伊勢神宮の内宮80社、外宮40の末社の総称 |
| 漂客 | ひょうきゃく | さすらいの者 |
| 麋鹿 | びろく | 大鹿と小鹿。転じて、辺鄙な田舎 |
| 蘋繁行潦 | ひんはんこうろう | 心のこもった、質素ながらも手厚い祭祀を行うこと。主婦が家事をしっかりと勤めること |
| 吹き返し | ふきかえし | 兜の、左右にある、耳を覆うように外側に反っている部分 |
| 福人 | ふくじん | 裕福な人 |
| 福田 | ふくでん | 福を耕す場所の意。転じて、功徳を得るための勤行の場 |
| 俘囚 | ふしゅう | 奈良・平安時代に朝廷の支配に従属した蝦夷を指す言葉 |
| 衾 | ふすま | 布団 |
| 扶桑 | ふそう | 古代中国で使われた日本の異称 |
| 仏果円満 | ぶっかえんまん | 完全に悟りを得て仏となること。つまり成仏 |
| 仏性 | ぶっしょう | すべての衆生(生きとし生けるもの)の心や本質に備わっている、「仏になるための性質や可能性」 |
| 船玉 | ふなだま | 「船霊」とも。航海安全や大漁を守る船の神 |
| 振手形 | ふりてがた | 支払い明細書 |
| 負累 | ふるい | 借金 |
| 分限 | ぶんげん | 身の程、お金持ち |
| 碧潭 | へきたん | 深く青々とした淵 |
| 紅粉 | べに | 紅花(べにばな)のこと |
| 辺土 | へんど | 田舎 |
| 宝冠 | ほううかん | 白い布で作った頭巾 |
| 放下師 | ほうかし | 江戸時代に見られた曲芸師、手品師 |
| 判官代 | ほうがんだい | 平安時代以降に設置された、上皇の政務機関や地方の国衙・荘園で実務や管理にあたった下級役職 |
| 邦畿千里 | ほうきせんり | 都とその周辺の、王が直接治める土地。日本の場合畿内を指す |
| 法眼 | ほうげん | 仏法を見抜く正しい教え |
| 方五十町 | ほうごじゅっちょう | 阿弥陀仏の浄土の荘厳さを表す例え |
| 方今 | ほうこん | たった今 |
| 宝算 | ほうさん | 天皇の年齢のこと |
| 法式 | ほうしき | 掟 |
| 方丈 | ほうじょう | 住職が住む、四方が囲まれた狭い部屋 |
| 封人 | ほうじん | 国境や街道の境界を守る役人 |
| 方寸 | ほうすん | 心の面積 |
| 宝祚 | ほうそ | 天皇位のこと |
| 法宝 | ほうほう | 仏の説いた真実の教え |
| 蓬莱 | ほうらい | 正月の神棚への供え物。竹や松で作った台に「米・昆布・するめ・海老など」を飾り付ける。 |
| 木履 | ぼくり | 下駄のこと |
| 凡下 | ぼんげ | 一般庶民 |
| 本主 | ほんしゅ | 本来の所有者 |
| 本所 | ほんじょ | 荘園領主のこと。本家と領家のうち、実際にその荘園の支配や管理(荘務権)を行っている人・組織のこと |
| 舞々 | まいまい | 幸若舞のこと |
| 枕箱 | まくらばこ | そば殻やもみ殻などを詰めた日本伝統の木製枕 |
| 松笠 | まつかさ | 松ぼっくり |
| 末社 | まっしゃ | 小規模な神社 |
| 微睡んで | まどろむ | 寝落ちかけている状態。うとうとと浅く眠ること |
| 真間の手児奈 | まなのてごな | 下総国の真間(現千葉県市川市真間)に住んでいたとされる非常に美しい女性。『万葉集』で非常に美しい女性の比喩として多く使用される |
| 目庇 | まびさし | 兜の、帽子のツバのように突き出た部分 |
| 眉掃 | まゆはき | 化粧の時に使用する、粉を払う刷毛 |
| 万日回向 | まんにちえこう | 江戸時代、その日に参拝すると一万日(約27年分)お参りしたのと同じだけの功徳が得られるとされた日に行われた仏教法会のこと |
| 三井寺 | みいでら | 園城寺とも。天台宗延暦寺から独立した天台寺門宗の総本山 |
| 御影供 | みえく | 開祖などの肖像画や木像(御影)を掲げ、その遺徳を偲んで行われる法要 |
| 身拵え | みごしらえ | 身支度 |
| 命神 | みこと | イザナミとイザナギの総称 |
| 水菓子 | みずがし | 果物 |
| 身過ぎ | みすぎ | 生業。生計の手段 |
| 水向 | みずさし | 水差しのこと |
| 水茶屋 | みずぢゃや | 江戸時代、道端や神社仏閣の境内などで、旅人や庶民に湯や茶を提供して休息をとらせた簡易的な休憩所 |
| 晦日 | みそか | 12月30日 |
| 陸奥 | みちのく | 現在の東北地方を指す |
| 道を切る | みちをきる | 縁を切る。関係を遮る |
| 京女臈 | みやこじょろう | 都の美しい女性のこと |
| 宮雀 | みやすずめ | 神社の案内をする下級の神官 |
| 無為 | むい | 何も行わない、自然のままの状態 |
| 迎わり | むかわり | 一周年。主に、一周忌で使用される。「むかはり」といった古風な書き方でも現代に残る |
| 無窮 | むきゅう | きわまり無いこと。無限。永遠。 |
| 無間の鐘 | むけんのかね | 現静岡県、佐夜の中山にあった曹洞宗観音寺の伝説上の鐘。この鐘をつくと現世では金持ちになるが、来世で無間地獄に落ちるという |
| 婿 | むこ | 娘の夫 |
| 無上菩提 | むじょうぼだい | 仏教における仏の悟り(この上ない悟り) |
| 娘御 | むすめご | 他人の娘 |
| 無知文盲 | むちもんもう | 学問・知識がなく、文字の読めないこと |
| 無念無想 | むねんむそう | 一切の雑念や余計な思考を離れ、無我の境地(無心)になること |
| 無戸室 | むろ | 周囲を塗り固めた戸がない部屋 |
| 明所 | めいしょ | 空席のこと |
| 銘々 | めいめい | おのおの |
| 滅罪生善 | めつざいしょうぜん | 悪い行いを滅ぼし、良い行いを育むことで功徳を積むこと |
| 目安 | めやす | 訴訟のこと。目安箱に意味は同じ |
| 殯宮 | もがりのみや | 天皇や皇族、貴人の遺体を本葬や埋葬までの間、長期間にわたって仮に安置しておくための建物 |
| 木綿しめ | もめんしめ | 白い布で作った肩からかける袈裟の一種 |
| 薬師 | やくし | 医者のこと |
| 八十隈 | やそくま | 多くの入り江を指す。港との縁語 |
| 矢武 | やたけ | 「彌猛」とも。勇み立つこと |
| 野夫 | やふ | 田舎者 |
| 幽居 | ゆうきょ | 世俗を離れてひっそりと暮らすこと |
| 遊惰放蕩 | ゆうだほうとう | あそび怠け、酒色などにふけって品行がおさまらないこと |
| 夕月夜 | ゆうづくよ | 夕方に見える月 |
| 尤物 | ゆうぶつ | 美人 |
| 有名無実 | ゆうめいむじつ | 名ばかりあって、それに実質が伴わないこと。 |
| 行衛 | ゆくえ | 行方の当て字 |
| 遊山 | ゆさん | 気晴らし |
| 宵 | よい | 夕暮れ |
| 陽世 | ようせい | この世。現世 |
| 窅然 | ようぜん | 神秘的で奥ゆかしい様 |
| 杳冥 | ようめい | 遥かに暗い世界 |
| 要用 | ようよう | どうしても必要なこと |
| 楊柳 | ようりゅう | 柳の古語 |
| 欲塵 | よくじん | 欲望によって心が穢れ、曇っている状態 |
| 牛涎屋 | よだれや | 牛のヨダレのように、細く長く辛抱強く商売してる店 |
| 夜抜け | よぬけ | 夜逃げのこと |
| 呼び継ぎ | よびつぎ | 「○○やーい」のような他者の呼び方 |
| 喚子鳥 | よぶこどり | カッコウのこと |
| 終宵 | よもすがら | 一晩中 |
| 落草 | らくそう | 山賊 |
| 濫妨 | らんぼう | 暴力を用いて無法に掠めとること |
| 利銭出挙 | りせんすいこ | 利息を取って金銭を貸し付けること |
| 立極 | りっきょく | 教え、政治の最高基準を定めること。古くは帝王が即位して統治の基準を立てる |
| 竜頭 | りゅうず | 「たつがしら」とも。兜の、角のような装飾の名称 |
| 領家 | りょうけ | 荘園領主のこと。開発領主から土地の寄進を受け、名義上の所有権と収益を得た中級の領主のこと。主に、貴族や寺社が該当する |
| 霊鷲山 | りょうじゅせん | 釈迦が説法を行った聖地 |
| 領掌 | りょうしょう | 領有し、支配すること |
| 臨済義玄 | りんざいぎげん | 中国唐代の臨済宗の祖 |
| 厘として | りんとして | 厘は極小単位。つまり、しっかりと |
| 礼扇 | れいおうぎ | 正月などの祝儀に際して、寺から檀家へ配られる安物の扇子 |
| 令弟 | れいてい | 弟の敬称 |
| 霊妙不可思議 | れいみょうふかしぎ | 人間の知恵では計り知れないほど奥深く、神秘的で不思議なさま |
| 歴々 | れきれき | 身分が高いこと |
| 烈婦 | れっぷ | 強い信念を持ち、気性が激しく、困難や死にも屈しない気丈な女性 |
| 瀲灔 | れんえん | 水面が波立って光り煌めく様 |
| 蘆角一声 | ろかくいっせい | 葦笛の田舎じみた侘しい音 |
| 若衆方 | わかしゅがた | 歌舞伎における男性の役柄の一つ。前髪のある元服前の美しい少年(若衆)に扮する役 |
| 脇 | わき | 連歌の第二句のこと |
| 若子 | わくご | 「若児」とも。目上の人の幼い子供 |
| 態々 | わざわざ | わざわざ |
| 和州 | わしゅう | 大和国 |
| 萱草 | わすれなぐさ | 「勿忘草」とも。 |
| 海若 | わたつみ | 海の神 |
| 藁苞 | わらづと | 稲わらを束ねて作った包みや容器 |
| 割木 | わりき | 薪のこと |
| 破籠 | わりご | 弁当のこと |
| 割蓋手桶 | わりぶたておけ | 割蓋は、半々にした蓋。水張桶のこと |
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